【アントマン&ワスプ:クアントマニア】ネタバレ徹底解説/ポストクレジットシーン等/征服者カーン【マーベル/アベンジャーズ/mcu/ssu/フェーズ5】

今回は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の気になったシーン4つを解説していきます。この記事は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のネタバレを含むためご注意ください。

分裂シーン

劇中中盤、カーンと取引をしたアントマンことスコット・ラングはエネルギーコアを手に入れるために奮闘することになりますが、そこで彼は次々に分裂していくことになります。そして、ワスプもまた無数に分裂していきますが、アントマンとワスプが接触した際に、分裂は収束し、再び1:1の割合に戻りました。
実は、このシーンは量子力学の解釈の1つ“コペンハーゲン解釈”というものが表現されたシーンであると考えられます。”コペンハーゲン解釈”に関する知識が十分にあるとは言えませんが、これを踏まえ自分なりの考えでこのシーンを説明したいと思います。
“コペンハーゲン解釈”をネットで調べると「粒子の位置や状態は観測されるまで特定できず、空間の各点ごとの存在確率の大小としてしか把握できないとするもの」と出てきます。
当初、アントマンがエネルギーコアを手に入れるためにいたあの空間には
アントマン以外の人物はいませんでした。そのため誰からも観測されないのでこの解釈を基にすると複数の可能性が同じ空間に存在することができます。
例えば、あなたが友人をとある密室に閉じ込めるとします。あなた目線ではその友人が見えませんが、普通であればその密室にその友人が1人存在していることは当たり前です。
しかし、”コペンハーゲン解釈”を基に考えると密室の中の友人はスマホを触っているかもしれないですし、寝ているかもしれませんし、読書をしているかもしれないため、その密室の中にはそういう可能性の分だけ友人が存在していることになります。
また、一方で友人目線でも部屋の外にいるのは通常あなた一人ですが、あなたがその時に家事をしたり、テレビを見たりなど可能性の分だけあなたが複数存在していることになります。
しかし、部屋のドアを開けお互いを観測した場合に、1つの事実に収束するというのが”コペンハーゲン解釈”です。
劇中でもこのシーンの前では可能性という単語が多く使われていましたが、
コペンハーゲン解釈を基にすると、アントマンは可能性の数だけ複数存在できますが、他者(今回であればワスプ)から観測されることによって、一つの固定された事実に収束したと考えられます。

ミッドクレジットシーン/登場の仕方

カーン評議会が開催されている場所には全てのマルチバースからカーンたちが招集される様子が描かれていましたが、彼らの登場の仕方に見覚えはありませんでしたでしょうか。

「ドクターストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」ではアース838の
ファンタスティック・フォーのリーダーであるリード・リチャーズが登場
この時、彼はとある印象的な登場の仕方をしていました
彼がこの時、使用したのは“タイムプラットフォーム”と呼ばれるもの。これは原作では、ドクター・ドゥームが開発したタイムマシンのようなものであり、プラットフォーム上に立つことで過去にタイムトラベルすることができます。
ファンタスティック・フォーとドクター・ドゥームの繋がりは2005年の映画でも描かれているので周知の事実ですが、一方でカーンことナサニエル・リチャーズとリード・リチャーズは原作では過去に親子関係だったという設定がありました。また、原作でカーンはドクター・ドゥームとの偶然の出会いにより、技術や容姿などは彼からの影響を強く受けています。つまり、この三者はそれぞれで密接な関わりを持っていることになります。
「ドクターストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」でのリード・リチャーズのように今作「アントマン&ワスプ:クアントマニア」でもカーンの変異体たちが”タイムプラットフォーム”らしき登場の仕方をしていました。
これらのことを踏まえると、今作での無数のカーンたちは各ユニバースで
すでにファンタスティックフォーを滅ぼしているか、今後MCUに登場するかもしれないドクター・ドゥームとすでに繋がりがあると考えられます。

ミッドクレジット/3人のカーン

同じくミッドクレジットシーンでは、無数のカーンたちの中でも特徴的な3人のカーンが登場。
ファラオのような見た目をしていたカーンはおそらく原作に登場するラマ・タトだと思われます。原作でアース6311の30世紀に生まれた後のカーンことナサニエル・リチャーズは平穏の時に飽きていた頃に、タイムマシンを発見し、それでアース616の古代エジプトにタイムスリップ。そこで彼はラマ・タトと名乗りますが、後にファンタスティック・フォーによりその座を追われることになります。
かすれ声のカーンはおそらく原作に登場するイモータス。原作で彼はさらに未来のカーンであり、彼と関係しているのがリンボという場所。原作でリンボは物理的、時間的に通常の人間が住む宇宙と比べると極めて限定された宇宙であり、イモータスが支配していた場所。また、彼はドラマ「ロキ」に登場した”在り続ける者”のようにTVAと共に時間の秩序を保つため、どのカーンの変異体が危険かを判断するためにカーンの評議会を開催しています。
そして、3人目のアーマーのようなものを着ていたカーンは原作に登場するスカーレット・センチュリオンである可能性が高いです。原作でラマ・タトはファンタスティック・フォーによりその座を追われ、逃げようとした際に時間の渦に巻き込まれ現代のアース616にタイムスリップし、そこでドクター・ドゥームと出会い、彼の影響を受けたことで彼に似た容姿になりスカーレット・センチュリオンとなりました。

エンドクレジットシーン

今作のエンドクレジットシーンでは、ドラマ「ロキ」シーズン1に登場したロキとメビウスが、またさらに別のカーンを目撃し、ドラマ「ロキ」シーズン2に繋がるような展開がありました。
そこに、登場したカーンの名前は“ヴィクター・タイムリー”。彼は原作で、とある戦いの敗北の後に1901年にタイムスリップしたカーンであり、そこで彼はヴィクター・タイムリーと名乗り町長となり、タイムリー産業を展開
彼は部下たちにロボット工学の基本原理を教えることになります。

最後に・・・

Youtubeではネタバレ感想動画もアップしていますので是非こちらもご覧ください。

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