今回は、大人から子供まで今もなお愛され続けるSFコメディ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の劇中に散りばめられた伏線や1回観ただけだと気がつかないであろう小ネタを劇中の時系列順に17個紹介していきます!
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時計
今作は、時計が多く並んでいるドクの倉庫から始まります。
その中に、小さな人形が長針にぶら下がっている時計がありますが、これは、1955年のドクが時計台にぶら下がる今作のラストのシーンを彷彿とさせています。
CRM114
マーティがドクの部屋でアンプを使いギターを弾こうとするシーンがありました。
そのシーンで、マーティが最初にキーを差し込んだ部分には「CRM114」と書かれていました。
これは、スタンリーキューブリックの映画「Dr.Strangelove」という作品からの影響であると言われており「CRM114」は他にもスタートレックやメンインブラック3などで出現しているコードです。
カメオ出演
今作の劇中冒頭、マーティが学校に向かう際にかかるテーマソング、そしてバンドのオーディションでマーティのバンドが披露した曲は「Power of love」という曲でした。
その演奏を遮って「音が大きすぎる」と言った教師を演じたのは、「Power of love」を実際に歌っているヒューイ・ルイス本人でした。
まさかの本人からのダメ出しというユニークなカメオ出演です。
車のバンバー
ドクがデロリアンを保管していた車のバンパーには「あなたの1日は、1つの核爆弾で台無しになる」という意味合いの文言が書かれています。
「1つの核爆弾」というのは、デロリアンの燃料であるプルトニウムのことであり、それが原因で、リビアの過激派からドクが殺されることを暗示していることになります。
ナンバープレート
ドクによって改造されたデロリアンがマーティに初お披露目される際、ナンバープレートには「OUT A TIME」と書かれています。
これは「時間を越える」という意味で、まさにデロリアンにピッタリのナンバープレートです。
配色
デロリアン内部に表示される「目標時間」「現在の時間」「出発の時間」はそれぞれ赤、緑、黄色と配色されていました。
これは1960年の映画「タイムマシン」の配色からのオマージュであると考えられます。
カカシ
マーティが1955年にタイムトラベルした際、最初に遭遇したのがカカシでした。これは、「オズの魔法使い」でドロシーが最初に出会ったのがカカシであるためそのオマージュである可能性があります。
ペプシ
1955年にやって来たマーティは、カフェで「タブ」という砂糖抜きのペプシを注文しますが、その時代には、その飲み物が存在しないので、店員と話が噛み合わないシーンは印象的でした。
実は劇中、1985年のマーティは度々「タブ」を飲んでいるため、彼が相当フリーペプシが好きだという伏線が張られています。
ドクの家
劇中冒頭に、ドクの倉庫にあった新聞記事を覚えていますでしょうか。
そこには、ブラウンの屋敷が全焼したという内容が書かれていました。
そして、マーティがドクの倉庫を出る時にフェンスに「1646」というプレートが確認できます。
しかし、1955年のドクの家では「1640」というプレートが確認できるので、このことから火事が原因で、ドクが住所を移したことがわかります。
また、マーティが1955年のドクとデロリアンのシュミレーションを行なっているシーンで火がついたおもちゃの車がゴミに衝突し、危うく火が広がりそうでしたが、ドクは水をかけそれを鎮火していました。
このことから、ドクはよく実験で物を燃やしてしまうことが想像できます。
1.21ジゴワット
マーティは、1955年のドクと会い、元の時代に戻るには1.21ジゴワットが必要だと言われます。
「ジゴワット」という単位は実際には存在せず、これは脚本家のボブ・ゲイルが「ギガワット」の綴りを間違えたことで誕生した架空の単位です。
ちなみに、1985年にドクの愛犬アインシュタインがデロリアンで送られた時刻は1時21分でした。
ジョーンズ肥料店
劇中、ビフとその仲間が車でマーティを追いかけ、最終的に肥料が積まれた荷台に衝突シーンがありました。
その荷台には、「ジョーンズ肥料店」と書かれていますが、今後のBTTF/PART2、PART3でもビフはジョーンズ肥料店にお世話になるので覚えておいてください。
ジョニー・B・グッド
マーティの両親が結婚を決めたイベント「深海のダンス・パーティー」で、マーティは代役としてギターを務めることになります。
そして「もう1曲ホットな曲を」と勧められて披露したのが「ジョニー・B・グッド」という曲
マーティが元々いた1985年にはすでに存在していた曲だが、1955年にはこの曲はまだこの世にはなくマーティ以外の人間が聴くのは初めてでした。
この曲を聴いたマーヴィンは、チャックという人物にかけ、マーティが披露している音を聞かせます
実際の「ジョニー・B・グッド」はチャック・ベリーが1958年に発売した楽曲です
しかし、今作では未来からきたマーティがきっかけで「ジョニー・B・グッド」という曲がこの世に生まれたことになっています。
ちなみに、マーティ役のマイケル・J・フォックスも実際にギターを弾けるようですが劇中のこのシーンでは、歌声やギターは別人がアテレコしている形となっています。
アトミック・キッド
マーティが1955年から1985年に戻るシーンで、映画館が映り込み、そこの看板には「Atomic Kid」と書かれていました。
「Atomic Kid」は、主人公が核実験に巻き込まれ生き延びる、1954年に実際に公開された映画です。
今作でも、デロリアンの燃料がプルトニウムであることから実質マーティも核実験に巻き込まれたと言えるので「Atomic Kid」と内容がリンクしています。
時計台
劇中序盤に登場した時計台は時計が止まっているだけでした。
しかし、1955年のドクは、マーティを未来に帰す過程で時計台の足場を壊してしまいます。
そして、マーティが無事に1985年に戻った時、時計台の足場は壊れたままの状態になっています。
このことから、ドクが時計台の未来を変えてしまったことがわかります。
レッド・トマス市長
マーティが1955年に来た際、レッド・トマス市長の再選を求める選挙カーが街を走っていました。
そして、マーティが1985年に戻った際、ベンチに横たわっているホームレスを見て「レッド」と呟きます。
「レッド」と呟いたシーンがマーティ役のマイケル・J・フォックスのアドリブであるとされているため、真相はわかりませんが、1955年のレッド・トマス市長と1985年のホームレスは同一人物である可能性があります。
モールの名前
この小ネタは割と有名なので、知っている方も多いのではないでしょうか。
1985年、マーティがドクとの約束の場所に赴いた時モールの名前は「ツイン・パインズ・モール」でしたが、1955年にタイムスリップした後、再び1985年に戻ってきた時にはモールの名前が「ローン・パイン・モール」に変わっていました。
これは、1955年時にこの場所に存在してたピーボディの家の松の木をマーティが1本倒したのが原因です。
30年後のデロリアン
ドクが30年後の2015年から1985年に戻ってきた際、「一緒に来てくれ」と言います。
その要求を渋々飲み込み、マーティは恋人のジェニファーと共にデロリアンに乗り込みます。
このシーンでは、デロリアンが宙に浮いた点に目がいってしまいますが、よく見るとナンバープレートが「OUT A TIME」から「2015」に変わっていることが確認できます。
最後に・・
ストーリー展開はもちろんですが、細部にまで拘った伏線回収や小ネタからこの作品の完成度の高さがうかがえると思います!
まだ観たことがない人は是非パート2とパート3も見てみてください!
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